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[節]のきもの語り(9)後(のち)の雛

2018.07.27

[節]のきもの語り(9)後(のち)の雛

絵羽小紋

「節」のきもの語り(9)後(のち)の雛(2018/7/27)

東洋の「陰陽思想」では奇数を陽の数字ととらえ、おめでたい数として尊んでまいりました。
なかでも九は奇数のなかで一番大きな陽の数です。九の重なる「重陽(ちょうよう)」
旧暦、九月九日は五節句のひとつである「重陽(ちょうよう)の節句」です。
(2018年旧暦の9月9日は新暦10月17日にあたります)

菊酒、菊の被せ綿(きせわた)など、菊の薬効により健康を祈願し不老長寿を願うことから「菊の節句」とも呼ばれています。
江戸時代には、庶民の間に「後(のち)の雛」という風習が生まれたのをご存知でしょうか。
九月九日に再び雛人形を飾り、長寿を願うというものだそうです。

「この歳になって、自分の好きなお雛様を飾りたくなったの」と、ご自身のために雛人形を購入された方の言葉が心にしみました。
女性に生まれたからこそ得られた幸せ
その人生へ感謝を込めた「後の雛」は大人の雛祭りなのではないでしょうか。

時代とともに衰退してしまった「重陽の節句」。
日本には平安の昔から、こんな心豊かな風習があるのです。
菊も咲き始める10月、今年は「大人の雛祭り」なさってみてはいかがでしょうか。

はんなりと「後の雛」のスタイリング。
菊柄の絵羽小紋、絞り地に刺繡の名古屋帯。
名古屋帯の柄は雛道具の一つでもある、顔が子供で身体が犬という雄雌一対の置物の「犬筥(いぬばこ)」。
宮中では、天皇の厄を祓うものとして犬筥が使われていたので内裏雛のお供にされていたようです。

絞り地刺繡


絵羽小紋/ 10,000円(税抜)92-577181-9


身丈:159㎝ 裄丈:69㎝ 袖丈:49㎝ 前巾:25㎝ 後巾:30.5㎝


名古屋帯 絞り地刺繡 10,000円(税抜)92-575995-7

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